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【那位人气声优朗读的名著】 杉田智和×人間失格(2/3)

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ヒント:

【那位人气声优朗读的名著】 杉田智和×人間失格(2/3)



* 故郷
* 幽か
* うなずく
* 腑抜ける
* おそろしい
* 張合


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の画学生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と内縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に届くものがあるだろう。禅、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文学と言える。

故郷の山河が眼前に見えるような気がしてきて、自分は幽かにうなずきました。
まさに癈人。
父が死んだことを知ってから、自分はいよいよ腑抜けたようになりました。父が、もういない、自分の胸中から一刻も離れなかったあの懐しくおそろしい存在が、もういない、自分の苦悩の壺がからっぽになったような気がしました。自分の苦悩の壺がやけに重かったのも、あの父のせいだったのではなかろうかとさえ思われました。まるで、張合が抜けました。苦悩する能力をさえ失いました。

烨伊 译
故乡的山水浮现在眼前,于是我轻轻点头。
我完全成了一个废人。
父亲的死讯,让我越发窝囊。父亲已然不在。那份曾占据我心,眷恋般的恐惧已然消逝,我的心变得空空荡荡。这甚至让我怀疑,那盛载苦恼的器皿曾经之所以那么沉重,是因为父亲的缘故。父亲走后,我顿时泄气,连苦恼的能力也随之失去了。

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